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非日常のために日常が非日常化する日常の雑記帳

不動産売却時の罠(後編)

今朝のニュースですけど、消費税を8%から10%にどうしても上げたいと思っているがために、とうとうこんな手法を提案してきましたね。
「クレジットカードなどのキャッシュレス決済をした消費者に、増税分と同じ2%のポイントをカード会社などを通じて付与し、次回以降の買い物で使える仕組みづくり」

これで国民の消費が促せるとでも、反感をかわせるとでも思っているのなら、本当におめでたい。
東大とか一流と呼ばれるガッコを出てきた坊っちゃまの頭の中ってこの程度ですか?
( °д°)アキレタモンダ
これ本当にやったらインフレどころか更に物価低迷続くよ。
まあ、消費税上げるっていうだけで大手中小に関わらず国内の小売りは死屍累々になる可能性大だけどね。


住宅の家賃なんかは消費税を乗せちゃいけないから無関係のように見えるけどね。
実際には消費税上げられると大きく打撃を被る。
これについては今回の話の筋から大きく逸れるのでまた別の時に。

 

前回の続きです。


一度販売停止になった物件。
契約がお流れになった印象がついて回ることになったせいか、内覧の申し込みが途絶えてしまいました。
いわゆる「ケチが付いた」という状態です。
これはまずいことになったと非常に焦ったのです。


建物の売却に関して、専任仲介を2軒の業者に依頼していました。

仮契約で一度募集が停止してしまっていたので、もう1軒の方の社長さんに、頭を下げて申し込みに行きました。

「すんません。 契約が流れてしまいました。 引き続き買い手の募集をお願いします。m(_ _)mペコ」


その際、その業者の社長さんが語ってくれたのは・・・

 

*写真と本分とは何の関係もありません。

 

 

「それはね、不動産ファンドの手口や。」
「あいつら、見せ金で一旦相手の希望価格に近い金額で買うようなそぶりを見せるのよ。 ぜひともその金額で売ってくれって言う感じでね。」
「で、手付け金をすぐに振り込んでくるわけ。 しばらくしたらこっちが飲めないような金額の値下げ交渉してきよる。」
「その時、金に困っているオーナーやったら借金返済や生活資金に一部使とる場合が多いんよ。 で、値下げ金額が飲まれへんかったらキャンセルや、手付け金すぐ返せ!耳を揃えて返せ!って迫ってくるわけ。」
「手付け金使ってしもとるオーナーは、泣く泣く渋々値下げ金額飲まざるをえん状況に追い込まれて大損する。」
「ファンドは、今度はゆっくりと買い手探して相場価格で誰かに売ってしこたま儲けよるんよ。 で、その時は仲介手数料もせしめるから売りと買いで二重に儲けようとするの。」
「もりよんさん、手付け金に手を付けなかったのは正解やね。(°∀°)」


この話を聞いて、ああ、そうだったんだ!と思い当たる点が幾つも思い起こされました。

図面も設備もろくろく見ずに内覧すらせず、建築許可の書類の確認をしただけで買うと申し込んでくるまで異様に早かったこと。
普通は建物に瑕疵が無いかどうか、入居状況や家賃など収益面で購入金額に見合う物件かどうかなどを、入念に問い合わせてくるのだけど、そう言うことが一切無かった。
仮契約時に、絶対に大丈夫、売買は必ず成立するからと終始安心感を持たせるような感じだったこと。
キャンセルとなった時に一気に対応が豹変したこと。
銀行の窓口ロビーで手付け金をぽんと返した時、不機嫌そうにいつまでも同僚とひそひそと話していたこと。
(普通受け取って中身を確認したらすぐに帰るよな。)

 

これは一例に過ぎず、ファンドやブローカー連中は、何とかして安く売らせようと様々な手段を用いるケースもあります。

売買契約が流れるというのは買い手側に「何かある物件だな。」と警戒感を持たれてしまうので極力避けねばならないのです。
3回も売買保留が繰り返されれば、もうその物件を買おうという買い手すら現れなくなるでしょう。
そこで、わざと仮契約-お流れという行為を繰り返して物件の評判を落としていきます。

また、売買に待ったがかかるわけですから、こういうことを繰り返されると何ヶ月も無駄な時間を費やすことになります。
その間に債務返済に苦しんでいる所有者はどんどん窮地に立たされることになっていき、最後には安く売らざるを得ない状況に追い込まれるという例もあります。

業界用語では、「囲い込み」「物干し」と呼ばれる悪質な手法などを使って、様々なやり方で自分たちの有利な方へ誘導していきます。


バブルの時は地上げ屋が話題になりましたね。
売る気もない土地オーナーに、様々な手段、違法スレスレの手段を用いて強引に売却させた、という実例を記憶にある方多いでしょう。
大きなお金が絡むと、何でもやる人間が沸いてくるんですよ。

 

https://freesky.mimoza.jp/megalog/img2018/IMGP3698.jpg

*写真と本分とは何の関係もありません。


私の売却物件は運良くこの1ヶ月後に希望価格満額で購入してくれるオーナーさんが現れ無事売買が済み、二件目の専任業者の社長さんが仲介手数料を儲けることになりました。

売却代金をそっくりそのまま懐に入れるわけではありません。
納める税金分だけを残して、あちらの借金を返済、こちらの借金を片付け、そしてそれぞれの個人保証や抵当権を解除していきます。
私が保証人になっている案件は後回しにして、叔父さんやら両親らの連帯債務から片付けます。
全額使い切っても数億円の借金が残っていました。

手元に残ったのは0円!! (ノД`)・゚・


一番大きい金額だったメインの債務と、返済に緊急を要するややこしい債務が片付いたのは助かった。
少しばかり時間的余裕が出来たのでした。

でも、残った分の借金返済で再び首を絞められていきます。
資産売却でまだまだ辛酸を舐めていきます。
その話はまたの機会に。
(ちなみに、二軒の業者さんとは今でも仲良く取り引きをしています。)

 

それから数ヶ月ほど経過して、くだんの社長さんと話をする機会がありました。

「最近、仲介の仕事少のうなって参りますわ。 家賃下がって手数料も下がるから軒数こなさんと儲けになりまへん。」
「社長さん、去年うちのビルの売却で手数料ようけ入りましたやんか。(-。-;)」
「何言うてまんねん。 間にようけぶら下がっとるから、そいつらと分け分けしたからそれほど残りまへんでしたがな。(´ヘ`;) 」
「そうやったんですか!・・・( ̄▽ ̄;)」

なんと、こっちも裏側ではブローカーみたいなのが間に複数いたようなのでした。


大きな金額の取り引きが進行すると、その噂を聞きつけていろんな輩が集まってきます。
不動産の売買は取り扱う金額が大きいので、手数料も自然と巨額になります。
たった数日走り回って、契約時に数時間立ち会うだけで、一度に数百万、数千万円というお金が転がり込むことが往々にしてあります。

社長さんの場合、売買代金3億円ですから、約1千万円ほどが仲介手数料になります。
それに目を付けた普段交際のある仲の良い業者などが社長さんの元にやって来ます。

「お前だけが大もうけするのはけしからん! 少しぐらい分け前をよこせ! 俺とお前の仲じゃないか。 頼む!少しだけ分けてくれ! 助けて!お願い!!(;´Д`)ノ 」

社長さんとしては分けるのは嫌だけど、今後のつきあいという物がある。
下手にケチると終生恨まれるかもしれない。(なんせ殺人事件も起きるようなケースもあるぐらいですから。)
恩を売っておくのも悪くはないと考え、あちらに幾らこちらに幾らと、中間業者という態にして分けていたとのことでした。
ウソかホントか知らないけどね。

まだまだドロドロがうごめいているこの業界です。

 

ネットを検索すると「買う時」の注意点はゴロゴロ出てきます。
投資詐欺の見破り方、とか、賢い物件選び業者選びとか。
「売る時」の注意点が記述された物は数少ないですがちゃんとあります。
どうしても資産を処分(相続などで)しなければならなくなったら、一度はそういうサイトに目を通しておいた方が良いですよ。

 

 

 

moriyon.hateblo.jp

 

 

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