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非日常のために日常が非日常化する日常の雑記帳

そこにネコがいる風景

亡くなる前のまるおに苦しみを与えていなかっただろうか?

安らかにと治療を続けたのは間違えていなかっただろうか。

今更ながらそんな疑問にとらわれます。 

 

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最後は少し辛かったろうけど、嫌だった病院も行けば体が楽になるとわかったらしく、すぐに慣れてくれた。

 

「何も食べなくなったらもう何でもいいから口にする物を与えてください。」と言う医師の助言に従って、好む物を手当たり次第に開封してありったけの物を目の前に並べた。(食べなかった物は全て廃棄)

最後に食べてくれたのは「エナジーちゅ~る 」だった。

 

最後の日、ぐったりと横たわっていて昏睡と覚醒とを繰り返していた時も、頭や顔を撫でてやればぐるぐると喉を鳴らして安心したようにまた眠りについていた。

 

 

冬場は大好きだったこたつの上。

自宅に帰ればいつもそこにまるおが横になっていて、顔を持ち上げ私を見てくれた。

 

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狭い家だけど猫には縄張りがあるようで、まるおはいつもこたつ(夏場はちゃぶ台)周辺。

さんかくはキッチン横のレンジの上。

今はこたつの上がぽっかりと空いてしまった。

 

レンジの上にいるさんかくに呼びかける。

「ふーしゃーっ!のおじさんはもういないから、こっちへおいでよ。」

 ↑既に名前で呼ばないひどい飼い主。(;^_^A

 

しばらくして、さんかくがおずおずとこたつの上に登って横になる。

手を伸ばせば触れられる、そこにネコがいる風景。

少し安心。

 

さんかくがいてくれるからまだ癒やされるけれど、やはりいつもいてくれた家族だった者を失うと、寂しいね。辛いね。

 

 

 

まるおの最後の数分間のことを書き留めておきます。

何かの参考になるかもしれません。

グロいことは書いていませんが、気持ちの弱い方、読みたくない方は読まないでください。

 

 

昏睡状態に陥って眠っているまるおは、呼吸もほぼ虫の息のようで注意深く見なければ息をしているかどうかもわからない状態になっていました。

私は別の部屋でさんかくといっしょに過ごしていました。

 

「ちょっと来て。」

という声に呼ばれてまるおを見に行くと、口を大きく開け、歯をむき出して「カッ・・・カッ・・・」という呼吸。

尿毒の際の痙攣が始まったのかと思い、優しく体を撫でてやる。(尿毒による激しい痙攣の場合、触ってはいけないそうです。)

横でうろたえる子供に「痙攣の時は意識は無いらしいよ。」と教えて落ち着かせる。

 

 でも、ちょっと痙攣にはほど遠い動き。

極度の貧血のせいで手足も体も動かなくなったせいかな?とは思うが少し違う。

 

「水を飲ませたらこれが始まった。」

と、家族が言うので、水が気管に入って喉に詰まらせたかと怪しんだが、それにしては息も続いているしちょっとおかしい。

 

開いていた口がゆっくりと閉じ、首や顔にあった緊張がなくなってきて、やがて静かな元の姿に戻った。

胸を見ると動きが無くなった。

呼吸が止まっている。

目を開いてみると瞳孔が全開(生きている間は照明の影響で少しだけ閉じているもの)している。

 

「よく頑張ったね。 最後まで男前だったね。 かっこ良かったよ。」

 

声をかけてやる。

家族全員でまるおの体をきれいにしてやって、棺代わりの箱に入れてあげる。

 

 

 

最後の痙攣がずっと気になっていました。

水が喉に引っかかって苦しんだんじゃないかと。

 

でも、その時にアイスクリームのスプーンにすくって与える水は、スポイトの1滴ほどの量ぐらいしかすくえないはず。

私自身、何度か水を与えていて、それぐらいしか入らない状態だったのは確認していて、口を湿らせる程度の物。

 

よくよく考えてみた。

最後の痙攣のような状態は3-4分続いていました。

腎不全による極度の貧血。

足や全身の筋肉の活動に充分な酸素が行き渡らないほどの貧血。

最後は肺を動かす胸の筋肉に酸素が行かず、呼吸困難になったんじゃないかと。

 

動物の体は心臓や脳など重要な器官は最後まで酸素を送り続けます。

息をしたくても息が出来なくて口を大きく開けて痙攣のような呼吸になって、最後はブラックアウトしたんだろうなと推測します。

人間だったら人工呼吸器付けてICU行きの状態ですね。

きっかけが水を飲んだことで胸回りの筋肉の力を使い果たしたのかもしれません。

 

 

生き物の最後の時には痙攣したり、あえいだりする症状が出るそうです。

まるおは衰弱しきっていて殆ど意識が無いような状況なので、辛さを感じる時間は短かっただろう、と自分を慰めています。