こんな記事を見つけました。
ネタ元はTwitterのユーザーさん。
猫を飼っている建物管理業の立場から言わせて貰うと・・・
17年以上猫を飼って、トイレに流せる猫砂ごと流していますが詰まらせたことはありません。(一戸建て)
ですが、排水管詰まりにはやはり気を使っています。
以下の理由の場合、排水詰まりが起きる可能性が非常に高くなります。
1.最近製造されている「節水型タンク」のトイレの場合。
水を節約するために、1回に流れる水量が少ないので、便と猫砂を一気に押し流す力が弱いのです。
配管を通る際に固形物は配管に当たる分、抵抗が生じます。
水の圧力が弱いと、先に水だけが流れていき固形物が残り、乾燥して配管壁にこびり付きやすくなります。
節水型トイレタンク、又は、節水のためにタンク内にペットボトルを沈めているようなご家庭では、猫のうんちと猫砂をトイレに流すのは控えた方が良いです。
2.マンション等の中高層集合住宅の場合。
マンションなどの中高層住宅は、お部屋のトイレなどから外部の下水管までの距離が非常に長いです。
また、排水管の一部がほぼ水平となっている箇所もあります。
そうなると先の1と同様で、水だけが流れていってしまい、固形物が滞留しやすくなります。
「流せるお掃除ペーパー」がこの理由で詰まりの原因となることも多々あります。
一戸建ての場合ですと、トイレから下水本管までの距離が短く、一気に流れていくので比較的詰まりにくいのです。
3.固まって流せる猫砂の成分に注意。
流せる猫砂の成分はトイレットペーパーと同じで「紙」です。
おしっこをすると固まると言う商品は、この紙成分の中に多量の「ノリ」が混ぜられてあります。
中途半端な水量で流してしまうとこのノリ成分が配管内に残り、詰まりの原因となります。
一戸建てでも、流れが変だなと思ったら、二度目の”空流し”を行うよう注意しています。
4.配管が老朽のため最初から詰まり気味の場合。
上水管、排水管は長い間使っていくと、水垢や汚泥物が管内にこびり付いていき、管内径が細くなってしまっているケースが多々あります。
定期的に高圧洗浄などのメンテナンスを行っていない設備では、ネコのうんちでなくても人間のウンチでも詰まりやすくなります。
排水管の状態の確認は「音」です。
便と共にトイレの水を流すと、流し終えた後に、水面が持ち上がるように何度か上下しながらゴポッゴポッゴポッと流れていくのが確認出来ます。
(最近製造されている便器の洗浄方式によって多少の差異有り。)
配管内の空気の圧力差で生じるのですが、正常な状態の時の音と異常が発生しつつある時の音が異なります。
いつも聞こえているはずなのに、このゴポゴポ音が無かったり、いつもは聞こえていないのに聞こえてきたり、いつもと違うぞという場合はヤバイかも?と思っていただいて間違いありません。
そんな時はパイプ洗浄剤を入れたり、何度か空流しを繰り返して予防に努めてみてください。
節水型便器の場合は、バケツに水をいっぱいに汲んで一気に流してみます。
大量の水の水圧が配管の掃除を兼ねるので、定期的に行うのが良いかと思います。
外にこぼさない程度にね。
以上、脊椎反射で書いてしまいました。(゜゜;)