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非日常のために日常が非日常化する日常の雑記帳

何?死にたい? 心配すんな。 死ぬのは決まってるから。 必ず死ぬから!

そう言えば先週釣りしてきたんだった。(´・ω・`)

 

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終日曇り。

真っ昼間なのにまるで夕方近くみたいな曇天でした。

いつもの場所でいつもの釣り方。

前回の釣果に味をしめて同じ場所へ行ってきました。

夕方の満潮時が狙いどき。

 

「ここは何が釣れるんですか?」

通りがかりの人によく聞かれる質問ですが、釣りを開始早々に後にいた人から聞かれた。

「はあ、チヌ(クロダイ)とかハネ(スズキの若魚)ですよ。」

といつもの回答を返しました。

「ここで初めて釣りするんですが、どこを狙ったらいいんでしょう?」

「え!?」

この場所が初めてというので具体的な釣り方とコツをアドバイスしてあげた。

 

魚というのは海の中のどこにでもいるのではない。

隠れ家になる場所、潮流が淀む場所、食べ物が豊富にある場所などの一定の条件が揃わないと魚は釣れない。

1つの長い堤防でも頻繁に魚が釣れる場所というのはたいてい決まっている。

しかも、いつ魚が食べ物を食べようとするのかは人間にはわからない。

釣り師は”魚がいるであろう場所”で、その””がやってくるのをひたすら待つ。

 

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あちらには3人の釣り人。 彼らもひたすら待つ。

 

釣りをしている時はぼーっとしているわけではない。

日差し、風、潮の流れ、潮位による水深、エサの状態、水面に出来る波紋、生き物の気配、を絶え間なく見張っている。感じている。

 

だけど、何の変化もなく時だけが過ぎていくことが殆どで、何も出来ず手持ちぶさたになる。

そうなると、様々な事を考える。

仕事のこと、家のこと、趣味のこと、明日からやらなきゃいけないこと。

思い出して、消して、また思い出して。

 

 

 

「自殺未遂をしたよ。」

古い友人からのメールがあった。

睡眠薬だったけど、幸い発見が早く病院で目覚めたそうだ。

 

彼は同い年。

前にも一度30歳の時に未遂をして生還している。

その時も睡眠薬

原因は家庭内。

彼を取り巻く環境、責任、不都合な現実。

それらが彼を苦しめ、次々と彼に襲いかかった。

死へと逃避する誘惑に勝てなかったようだ。 

 

その時、その知らせを聞いた時、彼に言った。

「お前がいなくなったら寂しいやんか!」

 

それから、彼は再出発した。

今から20年以上も前のこと。

 

 

 

人間、自らの手で死を選ぶ時は単純な理由が原因ではない。

いろんな要因が複雑に絡みに絡んで、解きほぐすことすら出来なくなって、自分の手では収拾が付かなくなる。

考えて考えて考えて、苦しんでもがいて、どうにも出来なくなる。

他のことを考える余裕など何も無くなる。

 

 

死に臨む時は、後先を考えるとか、痛いとか苦しいとか、残される者とか、損害賠償とか迷惑とか、そんな事は頭からすっぽりと消えてしまう。

死神に取り付かれたという表現がそのままのように逝ってしまう。

ただ辛さから開放されたい。それだけ。

 

 

(信仰の厚い方にはたいへん申し訳ないが)神様の救いの手だとか、御仏のご慈悲だとか、そんなどこにでも転がっているありふれたうわべだけの文句は一切通用しない。

親兄弟の涙も友人の叫びも 見えはしない聞こえやしない。

ただ苦しさから開放されたい。それだけ。

 

 

自死を選ぶ人を救おうと思ったら、その人が背負っている苦痛全ての物を取り去ってやって、新しい環境へ誘ってやらないと救えない。

場合によっては、その苦しみを解き放つことが誰にも出来ない、と言う物もある。

苦しみが解決されず残っていると、終わりを迎えるまで何度でも繰り返す。

私はそう思っている。

 

 

ただ1つ。

辛く苦しく死にたいと願う者の心の中に「希望」と言う何かの物を差し込むことが出来たら、死に捕らわれた考えから何とか回避させてやることが出来るんじゃないだろうか。

そう思っても何も出来ない自分がいる。

 

 

 

この歳になって、もういい年と呼ばれるような年齢になっても、再び彼を苦しめる様々な事が襲いかかったようです。

彼には娘さんが一人いる。

今春、大学に受かって通うことになっていた。

 

「お前が死に切れんかったって言うことは、神さんがまだ生きとけって言うてんねんやろ。 まだお前にはこの世にやらなきゃいけない役目が残っとるぞ。ってことやろ。」

「せめて娘さんが卒業して社会人になって旅立つまでがまんしろよ。 死ぬんはそれからでも遅くないんちゃうか? 役目を終えたら勝手に死ぬよ。」

 

こうメッセージを送った。

 

彼からの返事は、

「そうかもしれんな。 娘が卒業するまで何とかしてみるわ。」

というメッセージが帰ってきた。

彼はまだ生きています。

 

 

 

 

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夕方近くなって満潮が近づいてきた。

海面に生き物の気配がみなぎる。

アタリを拾って釣れたのは本命のちびっ子。

 

もちろん海に帰してあげる。

今日はこの小さいのが2匹だけだった。

 

一日中太陽が出なくて、強い風に吹かれ続けていたら寒くて辛抱が出来なくなってきた。

エサも底を突いたから帰るとしよう。

また次の機会に。